アーリントン墓地 ワシントン

旅行

おはようございます

le ventです

30年近くも昔になります 丁度夏の今頃 アメリカ東海岸を旅しました ボストン ワシントン ニューヨークの3大都市です  

中でもワシントンでのアーリントン墓地は是非訪れたい希望の地でした ケネディ大統領のお墓を訪ねてみたいという希望が一番大きな理由だったのです アメリカと日本の最初のテレビ宇宙中継はケネディ大統領の狙撃暗殺というショッキングな事件で そのニュースを伝え聞いた時の驚き言葉もありませんでした

リーダーはいつも経験豊かな年齢の方が当たり前で その力と価値観で世界が動いていたように思います 世界のリーダーたるアメリカ合衆国の大統領に40代前半のケネディが選出されたというニュースは驚くばかりなんとなく閉塞感に包まれていただけに なんと先進的で魅力的な国なのだ と憧れは増す一方でした 

若き大統領を選出できる環境と選出した国民の意識 若きリーダーはとてつもない希望と期待に見えたものです アメリカは地理的に遠いという現実はありましたが 様々な情報を得る手段は限られていた時代でも最も情報量も多く身近な国であったことも事実です ますます魅力的なアメリカになりました その若きケネディ大統領の就任演説の建設的で感動的だったこと 辞書と首っ引きでした   

当時の日本では国民とは遠い派閥政治 政治家の既得権益が優先しており議員の年功序列 当選回数の多さ等でご褒美として順番に大臣の席を与えられているような印象で 国民の意識の低さなのか諦めなのかそういう社会だったように思います 次第に若者の潔癖さが政治に嫌気を感じ 無関心になっていった遠因だったかもしれません アメリカでは若さと活力を備え未来への可能性と希望を感じさせた若きケネディというリーダーが出現しているのに・・ やはりアメリカはすごい国だと思いました     

アーリントン墓地は 小高い丘にその地形のままに白い墓標がいくつもいくつも整然と並び音もなく静かにたたずんでいました 連なる丘陵 小径と小径の間に並ぶ白い墓標 ただ静かで清楚でそこに立つだけで心が洗われる場所だったのです 慰霊と守備のための衛兵 その交代セレモニーをカンカン照りの下で見守りました 衛兵の制服の下で流れる汗 彼らの慰霊の気持が伝わってきました 

ケネディ大統領のお墓は 墓地の一角の小高い場所に小さな揺れる灯とともににありました 振り返るとはるか遠くホワイトハウスのある議会の建物が真正面に霞んで見え お墓とその建物を結ぶ一直線上に 当時改装中だったワシントンタワー リンカーン記念館 白く反射したスクエアな池が並んでいました  

お盆の時期 印象深いアーリントン墓地を思い出します   

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