AT アパラチアン・トレイル

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

友人がこの夏 アパラチアントレイルに挑戦するというニュースが飛び込んできました そういえばコロナが次第に勢いを緩め始めた春の初めに パスポート申請の話題があったなアとふと思いだしました また海外に出かけるのだろう程度の話題として受け止めていました

アパラチアントレイルは 以前TVで見た事があってそのイベントの存在については知っていました アメリカ合衆国東海岸側に南北に走るアパラチアン山脈を縦走するというものです 極端に高い山岳地帯では無く端から端までは約3500キロ 番組の中では 老若男女がグループや家族や一人で山中を歩いている様子が紹介されていたのです その目的はさまざまで 仕事や人生その生き方に立ち止まって考える 或いはチャレンジ精神など様々に聞こえてきました 

3500キロも歩くとなるとたかが数日の短期日では無理なこと 長期休暇を利用してとか休職してとか という全く気負いのない発言に 時間の使い方の違い方をしり環境と文化の違いを改めて認識したことようにも思います 全行程を一気に踏破するには人にもよりますが半年程度は必要とするとのこと 一方このトレイルはかなり自由で入山場所も下山場所もそしてチャレンジ距離も 挑戦者個人がが決めるものだと聞いています

7月に挑戦する友人は 齢75歳 男性 後期高齢者に突入したばかりです 外観 体形は普通のシニアです 好奇心 行動力 研究熱心 初志貫徹そして社会に対する積極的でユニークな考えなど 他のシニアの男性とは少し違う気がします 他人の目を気にしないというオリジナル性も十分持ち合わせた方で この計画を聞いた時特別に驚くこともありませんでした 

トレキングは自給自歩です 一週間程度の食料と水そしてテントなどその重量約10 キロないし15キロ入りのザックを担ぎながら 毎日10キロないし15キロをトレッキングするのですから相当過酷で体力を必要とするのは想像がつきます 次第に体が慣れていくとはいうものの食料が切れるまで 毎日お天気に関係なく歩き進み 夜間はテントで寝て翌日はまた同じく歩くという日程消化なのだそうです  

長丁場の途中 レストハウスは無く 無人の山小屋が幾つかあるだけのまるっきし自然の中のトレッキングコース 食料が切れると山裾の近くの街に下りて補給し またもとに戻るとい超アナログの長距離トレキングのようです 

具体的な計画は知りませんが このチャレンジを耳にした近くの野次馬の面々の様々な意見 チャレンジはご立派だけど無理だろう 日本にも山がある 体力的に若いといっても齢は正直 テントで疲れが取れるはずない 着替えも無くお風呂にも入らず不潔 臭い トイレもない 等々 やはり血気盛んな若者向きのイベントではないか・・と

数百キロに限定したトレッキング完走を目標としているシニアチャレンジャー 準備に全くトレーニングなしというわけでは無いようです 数年来継続して毎日の近辺の山へ登頂 ストレッチ運動も十分こなしえいるとのこと 但し背中にはザックなく 首にタオルのおっさんスタイル!

はるばる太平洋を越えてチャレンジする後期高齢者に栄光あれ!!

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