おはようございます
le vent です
そろそろ春がやってくるかな という今年の冬の終わりにコンサートに行ってきました 古澤 巌さんのコンサートです 念願が叶ってとりあえずは今年になって一番の嬉しいできごとてした 会場は隣街のホールだったのてすが自分の方向音痴は健在でその上スマホの案内はうまく使えず 地図ではさして遠くないのに開演寸前に飛び込む体たらく 大ファンを自負する割には緩いものです
ご自分でマイクをとって進行もなさっていました 優しい語り口 控えめな物腰は CDのジャケット写真から受ける印象そのままです 奢った音一つない大好きな演奏です チケット代は申し訳ない程安価で 価格と演奏は比例しない の見本のような古澤 巌さんのコンサートでした
コロナ禍の中のコンサート会場入り口では チケットも自分で半券を切り 座席には一人おきの間隔で座りました 周りの方々に押しつぶされるような空気感も薄く幾らか解放された空間なのです 何という心地よさだこと! しかも古沢 巌さんのコンサートです le vent のような少しピント外れの感性をも潤してくれる音でした
遠くから見ていても指の動きは まるで白い蝶が飛び回っているようです 耳に届く音の心地良さと安心感 次の公演地まで追っかけだ!と 公演予定を見てもそのバラエティに富んでいる各地の会場 ファンには夢のようなプレゼントです
クラッシックコンサートに出かけると 指定の席に座ってワクワクしながらプログラムを見開くときもあり ただステージを眺めているだけの時もあります 期待感もさまざまです が 常にあるのは始まるまで場違いな所にいるような自責です 周りの方々の音楽や演奏への造詣の深さとそのオーラ ただ聴けるという喜びだけで席についている手前 開演のブザーの待ち遠しいこと あの時間がなければと・・多分なにかしらの劣等感を持っているからかもしれません
五感での感覚はその本人だけのもので他人は 伝えられてもそれぞれの感性と経験との比較でしか理解も判断もできません すべてが違う個体の中で 芸術は神の上にある ともいわれると聞きます おこがましくも自分の感性に近い芸術家に出会えた感動 嬉しさ 残された時間に出会えた幸運を感じます