クリスマス お正月 

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

クリスマスのプレゼントで 一番印象に残っているのはクリスマスの朝 枕元に置いてあった「24色のクレパス」です 喜びと驚きで暫く興奮していたような思い出があります オレンジがかった黄色く長い方形の箱 それだけで宝物に思えました 蓋を開けると半透明なパラフィン紙の下に24色のクレパスが並んで詰っていました 真新しい24色の色 触るのも恐る恐るで 最初使う時はドキドキでした 

学校では12色のクレパスが主流で 24色のクレパスを持つ友達がポツポツといて いいなあ と口に出す子もいれば 黙って見ている子もいる 子供は何時の時代も一緒です  サンタクロースは知っていても最近のように家庭に当たり前のようにやっては来ず サンタクロースに期待する子供はそんなに多くなかったのです 

クリスマスよりお正月の方が大きなイベントでした お年玉の方が確実でした お正月には各家が門松を設え玄関や門には国旗を掲げました 冬のどんよりとした空の下町内の路地には 大小の国旗が並んでいました クリスマスツリーの数より国旗の数の方が多かったと思います 

家ごとの門松は簡略な形ばかりのものでしたが それでも松や竹は山の木を切るのだから山が荒れる 今でいう自然環境の保護の趣旨から禁止され 門松を描いたプリントになって 玄関や門に張り付けることに変わりました いつの間にかその門松のプリントも 国旗を掲げることも見なくなり気づかなかったのは 子供だったからでしょう   

成人してからはジングルベルが響き始める時期が 年々早くなると感じたものです  百貨店のおもちゃ売り場に並んでいた若いパパたちの姿 電車の網棚に乗せてあった大きなプレゼント包装の箱やクリスマスケーキの箱 何故か大きな花束の数々 すべてイブの日の光景です そういう光景もいつの間にか見かけなくなりました  

どうしても欲しいプレゼントを幼い文字で書いた手紙を 子供部屋のガラス窓に空に向けて張り付けていた子供の話 なんとも微笑ましいのですが 今はもうおとぎ話のように感じます 

昔と違いクリスマスとお正月は ほぼ同時に催される大きなイベントにも思えます クリスマスが過ぎると一気にお正月です 毎年のことながら主婦は忙しさに追われます 色々変化はあっても主婦の忙しさ これだけは変わらないのです 

ポインセチアは姿を消しシクラメンは隅に並びます それに代わって商店街やスーパーには 門松代わりのリースが山ほど並び 花屋さんには 根のついた松の幼木を初め 松や竹や梅等の立派な枝が並び 春のチューリップまであります 両イベントに追従する新しいイベント まだ現れるような気もします

 

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