愛犬ムンクと人生の終幕

おはようございます le ventです

パソコンを閉じて数年経ちました 雨だれタッチの上オドオド操作にも関わらず 寄る年波を迎え撃つためにもパソコンを引っ張り出しました 意気込んだところで数年も遠ざかった報いは大きく いざ向ってみると電源の位置からすでに目が泳ぎ初め 次々に現れる細かい約束事に エッアッ と不安を呼びます 救いはキーボードに置いた指が 完全ではなくともほぼ位置を覚えていることです

人生の終わりの章は 仔犬をパートナーとして迎え入れ共に暮らすこと と願っていました 当然 自分の命の残り時間と仔犬の生命の長さへの不安は大きく葛藤があり もしもの時の愛犬を置き去りすることだけは避けなくてはいけません 幸いにも環境が整ったのです 

やってきた生まれてまだ数か月の仔犬は 抱き上げるとその体をぴったりと押し付けてしがみ付き 伝わる体温は仔犬の命と子育てへの責任を強く覚悟させました 以後言葉の通じない仔犬との毎日 可愛さと預かった命への責任で弱気もはけない日々を送ることになったのです 

朝の目覚めはムンクの冷たい鼻の頭のキスを受けることから始まります 朝の散歩に始まり 一日中 ムンクから目を離すことなく立ったり座ったり 真冬の真夜中に庭先に出たがるムンクに付き合い静寂と冷気の中に佇み 昼間は「止めてぇ」と大声で叫びながらムンクの悪戯と戦い ウンチがおかしい 食欲が無い などなど都度都度クリニックに通い 一方ムンクの昼寝の間に家事を済ませ やっと座ると 遊ぼ とおもちゃを咥えて寄ってくるムンク 忙しい一日は泥のように寝れる肉体労働と同じになりました

最近少し大人になったムンク その性格も言葉でない訴え方も大方理解できてきたと思います が 成長に見合った悪戯は大きく被害甚大で 時には腹立たしくもありますが 力いっぱい抱きしめられる大型犬ならではの癒し 返事代わりのムンクの眼差しと表情 悪戯を怒られていじける背中の哀愁 理不尽な扱いにも無心に寄り添ってくるムンク 抱きしめるムンクの体その温もり 君がいるからママは元気 幸せで心安らぐムンクとの老後の日々です 

旅にも行けず長期の留守もままならない日々 見つめ会うムンクの瞳の可愛さ それ以上の癒しはありません 誰に気遣うことなくムンクと暮らせる日々それだけでも幸せな人生の終幕です 

神仏に祈る機会や自然に感動する時 常に願い思うのは ムンクよりも一日でも 一時間でも 一秒でも長く 私に命を下さい に尽きます ムンクを残して先に逝くなどあり得ないことです

ウルトラスーパーマザコンになった可愛いムンク 心からありがとう ママは頑張るぞ 何を?

 

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