おはようございます
le ventです
最近耳にする「メディアの沈黙」という言葉 こういう言葉が堂々と使われたことに少し感動し 驚きました メディアへは小さな批判さえあり得ないと思っていたところがありました
SNSなどで個人が意見を発するとメディア側が気軽に記事にしたとしても 知らなかった人々にも拡散する強大なメディアの力です 時には個人が袋叩きにあう時代です 一方社会的地位のある家庭や経済的に裕福な家庭での事件が起こると最初の一報のみで即刻話題から外され 人々の記憶から消えさります 反対に一般的な家庭での事件等は根掘り葉掘り 飽きることなくほかに報ずるものはないのかというほど毎日毎日報道されます 毅然としたメディアの姿勢を期待する方が 信じている方が おかしいのでしょう
世界的な人権問題の風潮には口を酸っぱく姿勢を正して報じ他国の人権侵害には強く批判してきたにもかかわらず 国内での人権侵害に関しては長年見て見ぬふりしてきたという今回のメディアの姿勢 やっぱりなのか まさか なのか・・ メディア関係者の本心は ばれちゃった なのか とうとう表に出たぁ なのか恐ろしいものです 視聴者を納得させ左右するペンの力はあらぬ方向へ染まっていくようです 利益に押しつぶされたペンの力 おててつないでテープを切る運動会のかけっこのようなものなのでしょう 長年染まったそのペン先は 簡単に変わるものなのでしょうか
情報はメディアからのがほとんどですが 最近はネットを通じた情報の取得も多くあるようです ネットがどこまで正しいのかという問題もありますが メディアと比較することはできるようです が少なくともネットに意見を述べる人はそれなりの責任が伴います 権限を使って取材しながら集団で隠蔽でさえきるメディアとは違う気がします
「ペンの力」という言葉がありました ジャーナリストやメディアの自負心の強さその象徴の言葉と感じていましたが 今やそのような自負心は表に出ず右へ倣えの自己保身だけなのかもと感じます「良識の関所」「良識の砦」と言われたジャーナリズムも 収益と視聴率に蝕まれているのかもしれません ニュース等の情報番組は各局 同時間帯に同じ内容のニュース 同じ内容のコメント 視聴者へのインタビューは返事を誘導する質問の仕方 恥じることもないようです 違うのは 視聴率稼ぎのためのタレントの顔のみです
経済の向上は必要不可欠です が 蝕まれてまで人間の尊厳を失うことはない気がします「人間は考える葦である」時々遠い昔に教わった名言を思いだし 後残り少ない余生の時間の間に「赤信号みんなで渡れば怖くない」と大流行させてくれたタレントさんの名言(迷言)を 視聴者に実行させないでほしいと祈ります