「青葉城恋唄」 

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

特に意識したわけでもないのに さとう宗幸さんのヒット「青葉城恋唄」のメロディーを口ずさんでいました 東北 しかも仙台 行きたいと思いながらもなかなか行く機会のなかった場所 仙台 心のどこかに留まっていた曲です 貧乏な学生時代 サークルの交流戦で北海道には行ったのですが ぎりぎりに安い旅 途中下車する時間もお金もなかった学生でした

社会に出て何時の頃か忘れましたが「青葉城恋唄」を耳にする時期がありました ゆっくりとしたメロディ さとう宗幸さんの多くの色が絡まったような声と豊かな響き なんて美しい と立ち止まった思い出もあります 歌謡番組の中で流れてくるのを耳にして記憶していたのでしょう 歌詞やメロディをしっかりと覚えていたわけではなく それでもどこかに残っていました 

今や YouTube 利用しないわけはありません! 繰り返し聴きました 多くの方々が投稿したコメントも読みました この曲に寄せる想いや気持は 大きく違わないものだと感じたものです 曲を聴きながら情景が思い描ける曲には 最近出会わないように思います

不便で物も少なく貧しかった頃 それでも未来に漠然とした希望を持っていた学生時代 物質的に豊かでなかった分 心に余裕があったように思います 当時 恋はまるで短歌を詠むように相手を想い 手当たり次第に様々な本を読み 友人同士夜中まで語り合い雑魚寝し 夜なきそばに走り 男子学生は関所のように麻雀に勤しみ アルバイトは数も種類も限られていた学生時代の様々な記憶 家からの送金は書留郵便のみという時代 届いた時は生協の食堂で安い定食を交代で驕り合ったことなど 曲の中に学生時代の背景がよみがえります    

流行り歌は時代によって曲想も歌詞の表現もメロディも違っていくもののようです 今の若者の流行り歌に感じる 散文のような詩 スピード感が伴った淡々としたメロディの流れ 反対に当時は無かったリズム感などは 時代を深く感じさせます 次世代にはどのような恋の歌が生まれるのでしょうか 今の流行り歌が若者の青春の歌として残る一方 情感あふれる古い恋唄が負けずに残っているのか 「青葉城恋唄」に純粋な若者の恋を感じながら思います  

この曲がヒットした頃とは 仙台も違っていると思います 思い描くイメージがかなり覆される気もします コロナの自粛が終わったら行くか行かざるべきか ・・・です 

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