髪 美容院

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

歳をとっても髪の毛と爪はよく伸びるもの 髪は美しいけれど体から離れると不潔なもの と 言われます みどりなす黒髪 という想像を掻き立てる美しい言葉もありますが 床に落ちた髪の毛は不潔で厄介なものです 最近 確かに髪の毛も手足の爪も以前より伸びるのが速い気もします  

若い頃の普通の美容院は利用すると半日はつぶれる程時間が必要でした 待合の先客順の順番が来て鏡の前の椅子にすわると数時間じっと終わるのに耐えたという記憶です 椅子に座りつづけると終わったころには腰も痛くなったものです 最近は予約制が当たり前 技術や器具の進歩もあってか苦痛から逃れることができるようになりました  

反面 美容室は苦手な場所でもあります 鏡の前に案内され目の前の大きな鏡の中にいる自分の顔と向き合うことが大きな理由てす ケープに包まれ身動きできない姿 隠し様のない顔 明る過ぎる照明 美容師さんとの会話 不愛想でも申し訳なく かといって話題は限られ なぜか媚をうってるような自分 緊張も伴い背中までも痛くなります はやく終わらないかと小さなため息とともに 修行のような息苦しい時間であることには違いありません  

行きつけの美容院も長くなるとスタッフと距離が近くなりすぎて負担を感じます かといって新しい美容室を開拓するのは大変な勇気と行動力が必要です 最近のオシャレで趣向を凝らした美容室をつど都度渡り歩く性格でもなく 意を決して初めてドアを開けた時の緊張感 にこやかなスタッフの声 また新しい距離感を作り上げることの労力を考えると瞬間後悔の念も生じます 自意識過剰かもしれませんが

美容室の鏡は美容師さんと会話するツールでもあります 会話の相手は目前の大きな鏡の中にあるのに後ろに聞こえる声 髪を触られている感覚とは違い遠くに見えるその手 不思議な鏡があります 鏡の前では出かける前に考えていた希望も簡略に伝え 合わせ鏡で見る出来上がりの形もただ終わったことが優先し感謝するだけです すべては鏡のせいかもしれません 

リーズナブルでサービスを個々に限定した美容院があります 店構えのレイアウトもシンプルですが 飛び込むと手の空いている美容師さんに施術されます 美容師さんの指名は出来ずしかも予約制では無いのですが待ち時間も短く 通りすがりという距離と感覚は多くのサービスを望まない le vent には快適です が出来栄えは…ということも・・・

サービス過剰の美容院 気楽に時間をつぶせる美容院に出会わないものかと 足を向ける度に思います  

タイトルとURLをコピーしました