おはようございます
le vent です
TV番組の話題にばかりなるのですが 登山やハイキングに関するものは毎日あります 他人のその映像は好んで見ているのですが 傾斜のある山道は勿論小高い所にある神社への階段を上るのさえ苦手で ここ数年は近くの神社の初詣にさえ行かず遠くの平地にある神社に出かけています 平坦なところはかなりの距離を歩くのも平気なので ハイキングや小さな山登りに誘ってくれる友人達にも我儘というレッテルを貼られています
ハイキングや山登りは想像しただけで苦しくなります 学生時代 唯一の経験である「立山」に登った時の思い出がトラウマになっているのかもしれません 日の出を見るからと言ってまだ暗い早朝から山小屋を出発 見上げると頂上に向かう懐中電灯の光のうねうねとした列の動き 振り返ると後には多くの続く登山者 岩にしがみつくように頂上を目指したて登った時の苦しさ 頂上での想像以上の寒さ 朝日を見た見なかったかの記憶さえありません
それなのにそれだからなのか 他人様が山にのぼるドキュメントは非常に楽しく見ています その装備もスタイルもファッショナブルで軽快で楽しそうです 最近は特に山でのクッキングがトレンドのようで食材や用具をわざわざ持っていき調理している画面も多くあります 荷物が重くなるでしょうに!!と思うのが le vent の正直な印象です
上級者の方々の険しい山への踏破 ことに山岳信仰の山々の険しさは言葉を失います 狭過ぎる稜線 両サイドが垂直に切れ落ちた尾根 山頂近くで足場の不確かな岩を上ったり下りたり 部屋で画面を見ていてもドキドキします 頂上を極めた姿には拍手と安心感に満たされます 一方その姿を同じ危険な登山道を歩きながらずっと追ってきたカメラマンの緊張はいかばかりなのだろうか 我に返ります
山頂を踏破した姿に感動する一方 さて「下り」はどうするの!です あの緊張の連続の登山道を戻るのか 命がけの尾根をまた渡るのであろうか・・ 上りより下りの方がより危険ではないのか 怖いのではないのか より緊張するのでは無いのか 心配します 下山に別ルートがあるとは限らないと思うからです
危険な登山ルートは山岳信仰の山々には限りません 長い梯子 鎖 手や足に頼ってよじ登る山もあります 確かに上りの姿や景色の映像はありますが 下りのそれらの映像は見たことがありません 下りは緊張感がより増して映像には無理なのかとも思うのですが・・ カメラの許される範囲の下りの場面 危険な場所は省いても 下山者の目に写る上りと反対からの風景も見せて頂けないものかと思います
上る姿と周りの景色 下りの姿とその反対からの景色 登山者もカメラマンも疲れ果てて映像には無理 なのかな なまけ者は労せず欲張りで・・