トランジスタラジオ 「安心の日本製」

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

朝の友 トランジスタラジオが壊れました 電池を変え 昔テレビにやっていたようにポンポンたたいてみたり 横にしたり 電源を入れたり切ったり 無駄な努力でした この数年でこれが二台目です ラジオに限らず昔の家電は 小憎らしくなるほど丈夫で 魅力的な新製品が出ても買い替えることさえ出来なかった記憶があります 

最近の家電は種類も多くより機能が充実し しかもお手頃な価格で求めることができます 反面 価格に比例した品質になっているような思いをします それぞれに間違いなく保証証が入っていますが 皮肉なことに保証期間が終わった頃に不具合が生じるようなこともあります 一番困るのは修理を手軽に頼めないことです 低価格の商品ゆえ 修理を受けるより交換する という販売側の姿勢 それもハードルの高い条件ですので交換はまず不可能です

「安心の日本製」というキャッチコピーをよく耳にしますが 海外で生産した商品は不良品というように聞こえます 不良品を買わざるを得ない消費者の一人です 安心確実と広告する「安心の日本製」が 店頭に普通に並んでいる場所や店舗はあるのでしょうか 海外生産商品が危ういことも承知しているゆえの低価格なら 危うい商品という注意書きを明示するか 技術カバーするかでしょう 生活用品等 海外生産が主流になっている最近 安心の日本製 を手にしてみたいものです   

le ventの愛用のラジオは 価格からして使い捨用の危うい海外生産品なのでしょう しかし「注意!」との品質表示はありません 低価格を理由に求めたラジオではないのですが 使い慣れると愛着が湧き何とか前のように戻らないかと思うのも人情です 現代には合わない高齢者の価値観でしょう ラジオの機能だけが欲しいので 余計な機能やデザインは 必要ないというのもその価値観の一つです こわれたら捨てるという物を粗末にする教えも経験もなく 従って簡単にゴミにするという考えは・・・  

窓際のラジオに手を伸ばし その側面にわずかに凹凸の差を感じる電源スイッチを入れ ボリュームのダイヤルを調整する朝のルーティン 今は音のない静かな空間 聞き慣れたアナウンサーの声も懐かしく遠くに思います プラスチックカバーのトランジスタラジオです 以前は不信を抱くことの無かったであろう商品ですが 今や メーカー名だけが過去の信頼を放っているだけの代物になっています 

コロナが落ちついたらまず真先にトランジスタラジオのコーナーに行く予定です 案内を請わねば探せない狭い隅っこの場所に数タイプおいてあります 「安心の日本製」の適正価格の商品も並べてあれば いいのですが・・

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