愛犬バッハ 会話と存在

愛犬

おはようございます

le vent です

朝 身支度が終わると「おはようございます♪ バッハちゃん」とお道化て明るく呼びかけるのがその日の始まりです この「おはようございます」 の呼びかけの機会がないと 一人暮らしにはおそらく一日中声を出すことがない日もあるに違いありません

愛犬バッハはかなりの朝寝坊で 時にはそのかけ声で頭を上げ体に力を込めた大きな「あくび」で応えることもあります 子供の頃に聞き覚えた朝の童謡を歌いながら 幼児のようにステップを踏みカーテンを開けバッハの起床を促します 小さな家事は並行して済ませ 日によってはお散歩に出かけ その後朝食をとると夕方になるまで時間が過ぎるのを待つ そのような最近の日々です

一人暮らし 誰とも会話の無い一日のはずですがそうではありません バッハは結構なおしゃべりです 勿論 言葉のキャッチボールではありませんが バッハにも感情があり意思があり行動があります ふと気づくと バッハがじっと見つめていたり 落ち着かなかったり その度に確かめるように話し掛けるのですが これが結構会話をしている気持ちになるのです 

子供に話し掛けるように短くはっきりと声をかけ 表情や眼差しを確かめながらその正否を探るのです 褒めたり貶したり ただ 「バッハ」と声をかけたり 怒ったり叱ったり その一方的な特異な形の会話は 都合のよいものでle vent主導です それは独り言とは全く違い バッハという相手の顔があります バッハの声は息使いだけ あとは目や表情や態度での返事です その返事にまた声をかけるという独特の会話の形です 

大きい図体のバッハは少々乱暴に抱きつこうが添い寝をしようがじっとしていて その表情は時には我慢している眼差しもあって笑ってしまうのですが その温かい体温 優しい気持が伝わって来ます 愛犬としてのバッハではなくパートナーとしてのバッハを感じます 

この子(愛犬)を残しては死ねない という公園での仲間たち 犬たちが高齢者に与えている形のない生きる力 雨の日のお散歩で自分は濡れながら傘を犬にさしかける姿 手作りの粗末な毛布のコートを犬の背に乗せて寒さをしのがせる高齢者の話 愛犬への愛情話はつきません それぞれの会話で意思の疎通を図りお互いに優しさを与えあい 結果様々な生きる力を愛犬から貰っているのだ と毎朝のバッハの寝ぼけ顔にあきれながらも感謝です 

可愛いバッハ ありがとう!

   

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