死者への区別 現役世代と高齢者

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

コロナウイルスによる感染拡大数は 毎日午後のほぼ決まった時間にTVのニュース速報で流れ 最近は速報の警音が流れると またか と思うのみです 先日急用でダウンタウンにでかけたのですが 平日にも関わらず 商店街 百貨店は下手すると肩が触れ合いような人出で コロナウイルスは全く感じさせない空気で溢れていました  

マスク姿が100パーセント マスクの隙間から伺える若者たちの眼差しは明るく楽し気で 各店舗への出入り口での消毒習慣は自然で当たり前のように身に付き そぞろ歩くにも溢れんばかりのエネルギーが漂って 浮き立つ気持になりました 

毎日知らされる感染者数は 大きな自治体単位 その中で起居していると分かっていても 現実感も緊迫感もなく別世界 他人事のようです 垣根越しの立ち話にマスクは無く 近所に感染者がいるのか いないのか話題にもなりません その地域の広さ 感染者はその中で均等に拡散しているのか 或は何処かの場所に集中しているのかは知らされません ただ毎日同じような推移のグラフのTVの画面と 多様な専門家の代わり映えしない意見を聞かされる毎日 チャンネルを変えます

工夫を凝らしたグラフが必須アイテムのTV 「分かりました で どうしろというの?」という気持も生じます 病床数の緊迫は感染者が全員が入院加療しているのなら とても足りないことは誰でも計算できます 感染者数はどういう経路で確定するのかなあと 立ち話の話題です

無症状の感染者は巷に全くいないのでしょうか 感染していた人は巷にいないのでしょうか 感染をどこまで封じるのか それが出来るのかなど どのTVでも話題にさえなく目標も指針もありません と言えばだから感染の拡大を云々 それを論じている ということなのでしょう 発信する側と受信する側の食い違い 思惑の違いは一体どこにあるのだろう と思います 

毎日 前日のコロナ感染での死亡者数も発表されます その中に数名の現役世代の方が含まれるとその世代と人数を抜き出してわざわざ知らされます 残りの人数の世代の内訳はありません 「残りは高齢者です ご承知でしょう!」と切り捨てて聞こえるのです 同じコロナ感染を因とする死亡者に対する不可解な姿勢を感じます 高齢者にも世代はあります  

高齢者 基礎疾患のある方々への危険性の喚起は高らかなものでしたが 今や不幸にして感染で死亡した高齢者への扱いの軽いこと!! 高齢者にはコロナ感染で死亡しなくとも 天寿 寿命 が控え 残り時間は限られます コロナ感染で亡くなった高齢者を一括りにまとめる姿勢 現役世代との差別 尊厳はないのでしょうか 

タイトルとURLをコピーしました