おはようございます
le vent です
窓の下にある空鉢を動かしたら落ち葉にくるまったように一羽のスズメの亡骸が出てきました 昔なら 訳もなく気味悪い 怖いという感情が先にたって逃げたりしたものですが その姿を静かに見ていました まだそんなに長い時間は経っていないような姿で 落ち葉の枯れた色に染まるようなスズメの羽根の色ですが 頬の白い色が目立って「あつ スズメだ」と瞬時に思いました
丁度 餌場の一番近くの窓です スズメが餌を啄むさまをそっと覗いたり 苦労して写真を撮ったりする窓です 窓の下は吹き溜まりになっています 隅の細い木の根元に幾つか放り出していた空鉢の隙間に 枯れ葉が吹き溜まっていました この場所で絶えたということはきっと毎日餌を啄みに来ていた一羽に違いなく 賑やかに騒ぐスズメ達の初めて見る死骸でしたが 手の届く場所で命の絶えたスズメに言葉にならない気持ちがわき「ありがとう」とつぶやきました
どれほど癒してくれていることか スズメちゃん
小さなお菓子の箱に移し季節外れに咲いたガーベラの小さな花を入れて 餌の笊の下に埋めてやりました 埋めてやる場所さえ探す狭い庭 窓から手の届く木の枝 その中の一本に吊るしている餌の笊です スズメ達は自ら窓ガラス近くの枝に留まることはあっても le ventが 少しでも窓に近寄るとパッと飛び立ちます すぐそばの枝までですが・・ ヒヨドリに邪魔され カラスに邪魔され 少々の雨でもやってくるスズメ達です
夕方になるとスズメの餌を準備し 愛犬バッハのご飯を用意するのが日課です 勝手口から餌を手に出ると 先日はざっと数えて30数羽が雨どいにぎっしり並び見下ろして待っていました 「お待たせしましたっ」といつもの声をかけると 競って飛び立ち餌笊の離れた枝で待ち受ています 声は覚えているはずだと自負していますが慣れることはありません 慣れたら困ります 野生なのですから命に係わります
雨の日 小降りの中スズメがやってくることがあります 雨が上がることを教えてくれるのです 刻んだパンを争って けんか腰のような賑やかな声で競って飛び立っていくスズメ達 食後の満足した後のおしゃべりの明るい賑やかな声 は微妙に声質が違います 小さな頭で餌の在処を覚え 餌の出る時間を覚え 毎日やってくるスズメ達 だんだんとその数が増えて 体はふくよかになっていきます
ガリガリに痩せたスズメをみかけると「住所を教えるから行きなさい 餌があるよ!」と ついスズメに声かけてしまう という知り合いもいて笑い話になります