やっぱり 古澤巌さん

地平線の夕日

おはようございます

le ventです

昔からle ventは物事に感動するという資質は 他人より少ないと思っていました コンサートに行っても 著名な演奏家のCDを聞いても これが素晴らしい演奏なのだ 感動しなければ・・・して当然なのだという意識がどこかにあり 不完全燃焼の頭の中の感動で過ごしてきました 

感覚的なことはその本人にしかわからないことです コンサートに行ってもそのテクニックは別にして 感動や沸き上がる感情は思う程無く 様々な評価と違う自分に感動する資質が不足しているのだと内心思っていました 自然に心に沁みる感動を手に入れたいとも思いました いったい感動とは何だと 何故自分には感動がわかないのか 何かが欠けているのだろう と・・・ 他人の意見に賛同し同調していれば そのうちに自分の不足している資質は埋まってくるだろうに違いないなど 

古澤巌さんのことは偶然目にし 耳にしました NHKBSでのアーカイブス再放送だったと思います バイオリンに関する旅の番組で時々演奏が入りました 積極的に探し回ることはしなかったのですが 記憶から抜けませんでした

今や古澤巌さんのCDをCDデッキから外すことはありません 理由は聴けば心が痛くなるほどの感情の高揚です 静かに沸き上がる感情を知ったのです 心が痛くなる 心に沁みる 心が・・・などの評価の表現はこういうことなのか le ventにも感動する資質があったのだと驚きました 何度聴いても涙腺が熱くなります 

この音色のような人生を経験したかった この音色のような方に出会って見たかった と人生を顧みる音色だと聴くたびに思います どんな時でも優しくて丁寧でいつでも手を指し述べていただいているような勘違いをする音色と感性 le vent の貧弱な語彙では表せませんが 人生の終わりになって出会えた素晴らしい演奏の古澤巌さん ありがとうございます 

  

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