おはようございます
le vent です
この20年程でスズメが6割も減ったのだそうです ラジオで小耳にしました そのような話題になるとスズメに限らず ツバメ もめっきり見なくなってしまったと話題になります
秋の気配を感じる頃 南に帰っていく数えらえない程多くのツバメが電線にズラーッと並んでいた風景があったことを シニア達はそれなりに記憶にあります この街に住み始めたころには 商店街のどこかしこのショップの入り口に「頭上注意 ツバメの巣があります」という手書きの注意書きがありました 興味半分下から見上げると時には大きな口を開けた雛を見ることができたものです ここ数年その注意書きも 徐々に減り始め 今年は一枚だけになりました
ツバメが玄関の小さな照明の上に巣を作り始め 子供を持つ住人ことに母親たちは子供と見上げながらその下を通っていたのですが ある日マンションの管理人にこそげ落とされていました 汚い 床が汚れるという理由でした 商店街の綺麗なショップの入り口でさえ 俄か造りのフンの受け皿を作り しかもショップの美しさとはかなり格差のある手作りのものが殆どで 逆に皆に笑みを与えているようなものでした 最近はもう見ることもありませんが
子供たちがツバメを見上げる瞳の輝きより 床が汚れることその始末の仕事が増えることを理由に突然こそぎ落した管理人 アレルギーでもなくただ個人的に「ツバメは嫌い」という理由が優先したようです 小さな生き物を排除するその姿 無情さに殺伐とした気持ちになります 巣立つまでのわずかな期間さえ我慢できないのでししょうか
人生経験の深いシニアの管理人でも人それぞれなのですね 子供たちにいつも笑顔で接するその姿とは重なりません 勿論ツバメは何度かチャレンジしたようですが その都度箒で追い払われもう来なくなりました そのことも子供たちは知ってしまいました カサカサと心の中で音がします
6割も減少したというスズメ達 我が家にやってくるスズメは だんだん数が増えているように思います 餌を与える時間が近づくとパラパラと枝に集まる姿が見られます 勝手口側の雨どいには 多い時は十数羽も並んで見下ろし le vent と一緒に餌場に向かって飛び立ちます 言葉にならない可愛さです おまちどおさま 遅くなってごめんね など声をかけて竹笊に餌を乗せるのですが le vent の姿が後ろ向きになるまで 近くの枝にいるのに餌には寄り付きません 振り向くとバタバタと慌てて飛び立ちます 警戒心はかなりのもです
部屋から手が届きそうな木にぶら下げてある丈の笊 バードフィーダーです 餌を食べる時の勢い 隣のスズメとの争いの色々なさえずり 食べた後のおしゃべりタイム 声が違います ガラス越しに見るスズメ達 部屋の灯りが点いているときは スズメたちは多分中を見ているような気がします かなり太っています 太らしてしまったかな! 遊びにやってきた友人が必ず発する言葉「此処のスズメは 太ってるわねえ!見かけるスズメは痩せ細っているのに」です
人の近くにいるスズメが減少した理由に 最近の家屋の構造がもあるらしいのです 昔のように庇もなく巣作りできる隙間が無くなったこと 道路が殆ど舗装されて土の中の虫等の餌が無くなったこと だそうです 20年程で6割も減少したというスズメ このままでいくとあと計算上十年程度でスズメは絶滅です 昔々 スズメという小鳥がいてね・・・ツバメという渡り鳥がいてね・・・ という昔話にならないことを願います みんな地球の要員です 地球は人間だけのものではないはずです