鎖 梯子 階段

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

山に関するテレビ番組は毎日のようにあります なにも考えず意識せず見る番組としては とても都合がよく 健康的でしかも美しく楽しい内容です 山に登る事はありませんが山の美しさには憧れます

登山口から山に入り 渓流を渡り 林や森を抜け 標高が上がると森林限界になり あとは背丈の低い這い松などの植物が山肌にへばりつく景色になり そのうちにがれきや岩のゴロゴロした中を進み 尾根沿いに踏み固められた細い道は解放感に溢れ その道で目的の頂上へ向かうという 登山の順序は山に無縁なle ventもなんとなく経験したような気になります

上級者用の山 足の竦むような岩の壁にへばりついて進む場所 とっかかりの無いなめらかな大きな岩の塊を上る場所 傾斜の激しい登山道など 頂上に至るまでには実に危ない場所がいくつもあるようです しかし必ずそこにあるのは 鎖であり 梯子であり 階段です いったい誰が 何時の間にそれらの器具を設置されたのでしょうか 登山者は皆それらを頼って進んでいます 

それらを最初に設置するのは命がけの作業に違いなく いつの間になされたのだろうとふと思ったりします 見るからに太い頑丈な鎖 長い梯子など その重さもかなりあるに違いなく あのような遠い場所まで運びあげ 足場のない危険極まりない所に設置している方々のご苦労も想像します 山を愛する方々の安全のための配置なのだろうと思います 時々 影像に部分的に新しく交換されている鎖が映ると関係者の絶え間ない管理と登山者への慈しみが伝わります

山の番組は 登山者の多い幾つもの名山 名もなき山を知る機会になりました 登山道は踏みかためられ 誰もがその登山ルートを利用しています が最初にそのルートを開拓なさったのは どのような何方なのでしょう 

目的の山に見当を付けて麓の山に分け入っても 林や森の中に閉じ込められ 背丈より高い藪に入り込んだら方向も見失うに違いないはずです しかも今や名山と言われる山々へのルートは 手前の幾つもの山を越えていくことも多いようです 現在のようにGPSも無く計器も限られたものしかなかった時代でも危険を承知しながら分け入る程 昔から山の魅力は大きく存在していたようです

特徴的な頂を持つ槍ヶ岳 その山頂寸前の梯子のスリリングで魅力的なこと 何度見ても背中がゾクゾクし手に汗を握ります 映像でさえ感じるのですが 取り付ける方々の感覚はいかがなものでしょう 山の安全を支える方々の存在は より山を美しくしています  

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