お見舞いメール 不味い病院食

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

全く健康を害している気配もなかった友 たまたま電話がつながらないためにメールしたその返事は「電話は繋がりません ただ今入院中です」でした

もう数十年の付き合いの友人です びっくり仰天したのですがもともと彼女は自分のプライバシーはできるだけ言わないタイプで そのためなら犠牲を承知で物事を引き受ける控えめな性格です

その彼女が退院できました 安心しました 

社会情勢もあってお見舞いに行くわけにいかず お見舞いの代りに毎日メールを送りました 途中 さりげなく入院の原因に関しての質問をしてみたものの全く無視され 以後一切そのことに触れることなくメール見舞いを続けたのです 無事退院出来て安心です ラインならいろいろ楽しめたのですが 彼女はスマホに変える寸前でガラケーのまま病室にいました

毎日のメールの話題は様々でした 結構長文になることもあったのですが 彼女からは遠慮がちながらも必ず返信がありました 短い文面でも彼女の体調が感じられ さりげなく励まし 喜び お互いの毎日の日課になったように思います そのうちに長い付き合いでも知らなかったことも話題になり 更に深い交流ができるような気持になっていきました

お互いの意見が一番合致したのが「病院食」の不味さです 昔から病院食はまずいのが定評ですが それにしても今や有料の食事です 数年前 ある公的病院に入院したのですが その時もただ塩分を控えればいいような味と 冷凍野菜冷凍食品の食材 病を引け目に持つ患者は 感想や意見ひとつ言えるものではありません 

メニューで選べる食事が出る病室や病院は別の次元です それらは極限られた選ばれた方々のためです 病院は入院患者がストレスを抱えなくていいような食事を提供してほしいのです ただ出せばいいという食事 食べれたらいいという食事 味付けを言っているのではありません 味など管理栄養士というプロがいるはずです   

院内の売店に副菜などの食品がおいてあること自体 食事の不味さを認めているようなものでしょう 夜間の静かな病棟の廊下に 業者の食器をかたずけるけたたましい音の響き 食器は乱暴な扱いでも可能なプラスチックです 業者のために在るようです 

入院患者は全員食事制限があるかのようです お見舞い客の持ち込みのお弁当を黙認するのなら 許可メニューの中から患者自らが今はやりの外注してもいいのではないかと思います 

不味くてますます食欲がわかないとあった彼女のメール 入院して不味かった病院食を思いだしました 美味しい食事を出すと患者が退院したがらない と聞かされたことがあります まさに上から目線の発想です 一人ベッド上で病を考えながら食事する患者の気持 不安に拍車がかかります 格別とは言わなくとも人並みの食事を提供してほしいものです 

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