おはようございます
le vent です
誤解を承知で言えば「stay home] は大した苦痛ではありません 普段から家の中にいます 外出はせいぜいスーパーか病院かです が 自粛という網がかぶせられると違ってきます 拘束されているという感覚が伴ってきます
最近外出そのものへの興味が薄れてきました 人混みを嫌いながらも楽しんでいた街の賑わい 若い販売員の声と接客 デパ地下のお惣菜の味 名店のお菓子など 何故か色々思い浮かべても誘惑されません 心が弾まないのです 年を重ねるというのは 興味も感性も薄れ 行動にも抑制が生じていくもののようです 「寄る年波」とはこういうことかな と思います
「70歳を無事に健康に超えると 暫くは丈夫に過ごせる」という先人の言葉は 人生の緩やかなスロープを下るための気配りなのかもしれません
「stay home」 のスローガンは 赤ちゃんのような新陳代謝の旺盛さとエネルギーに満ちている若い世代の方々には 恐らく忍耐との戦いであり 苦痛とさえ感じているかもしれません 不可抗力とはいえ大変なことを受け止めていることに感動しています
最初の発令があった5月の連休までという期間には 内心どこかで期待していた自分がいます その期間の延長は気分が少し落ち込みました ため息が出たものです それだけに今後 自粛の緩和 終了となった時 閉じ込められたという自閉意識からの解放や自由への喜びは どのような形や行動にでるだろうと他人事みたいに思います
こっそり行く愛犬バッハとの早朝散歩 誰にも出会わない公園 人気のない閑散とした街 数える程の電車やバスの乗客などが日常となった最近 子供たちや若いカップルなどの活気ある姿が 住む街の風景として日常であるように早く戻って欲しいと思います
これほどまでに徹した外出の自粛 社会活動の停止など 想像だにできなかった毎日です 見えない敵への防御とはいえ 経験したくない今年の春の出来事です