バイオリンの音色 古澤 巌さん

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

バイオリンの演奏を生で初めて聴いたのは 多分中学か高校の頃だったように思います 東京からは遥か遠く離れた地方のまたその地方の人口数万人という市制都市に演奏会場などはなくその他のイベントすべてが 高校の体育館が会場になりました 

ある時バイオリンの演奏会が開かれ 学校教育の一環で鑑賞の機会が設けられました 体育館は生徒と教師であふれ満席状態に と言っても椅子などはなく生徒は体育館の床に座ってステージでの演奏を興味深々見上げて聴きました 

奏者は 久保陽子さん あまり年齢は違わない年代の方でした 始めて聴く生のバイオリンは ビックリ仰天 音色も 響きも 音量などもレコードで聴いていたバイオリンとは 別のもの みんなの頭の上を 美しい音色が閃光のように走り抜け 響きわたり 座っている体にまとわりつき 幸せな心地になりました バイオリンは このような音色なんだと 驚きと感動を受けたのです 

都会に出て生活が落ち着くとコンサートに出かけました お財布には不似合なチケット代 コンサートの後に余韻に浸って食事するという余裕など無く ただ一流の音楽に浸るという自己満足の時間を楽しみました バタバタして開演時刻に間に合わせ 帰りはすきっ腹のままで電車に乗るという 音楽の世界とは天地の差 余韻も何もありません 

久保陽子さんのバイオリンの響きに仰天してから 随分長い時間を要しましたが 最近 やっと聴いても聴いても新鮮で増々魅せられるバイオリンの音色に出会いました「古澤 巌」さんです 表現や世界も le vent には 耳に入る度に体の中に感動が生まれます 初めての経験です 「これだあ!!」と その音色との出会いに感動して毎朝毎日CDを流しています 

レコードなら擦り切れるという表現がぴったりなほど毎朝毎日流すCD  人生のカウントダウンに入っている今 出会てよかったと心から思います 杖をついててでもコンサートに行きます 古澤 巌さん ご活躍を!!

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