おはようございます
le vent です
珍しく朝のお散歩を拒否した愛犬バッハですが さすがに夕方になると体力が余ってきたようで お散歩に飛びつきました さあこの時間バッハの大好きな公園は人出が多いかな と思いながらも コロナの影響で そうでもないか と独り言を言いながら向かいました
外出自粛の掛け声は何のその 桜見物に想像以上に人が溢れ マスクなしの大人たちの間を幼い子供たちは飛び回り とてもバッハが散歩できる隙間も空間もありません 暫く様子を見て バッハに帰ろう と話しかけたのですが バッハはいきなり方向を変えて 別の公園に向けてスタスタ歩き出しました いつもならリードで綱引きをするぐらい嫌いな方向です 嫌いな方向へは全く頑として動かないバッハです
バッハと向かった次の公園は 少し年齢の高い子供たちとお父さん方の野球やサッカーの競技場のようになっていて 公園の手前からもその様子が分かりました バッハもそのことに気づいたらしく公園の門の前を素通りし あまり好んでもいなかった次の公園に向かって尻尾を立ててすたすた歩くのです
家から遠ざかるばかりです いつもにはないその勢いに心配になり「帰ろうよ」Uターンしようと 何度も話しかけ リードで合図しても 聞く耳持たず その背中には公園で遊べなかった怒りと悔しさが感じられ その反動が歩く勢いになっているように思いました 嫌いな道も眼中になくひたすら次の公園に向かっていくのです
バッハの意地とプライドだと思いました いつもならなだめすかして向かう方向に毅然と胸を張って自ら急ぎ足で向かうバッハの背中に いつも全くない緊張と強さが伝わってきました かなりの怒りと悔しさがあるのかなと思ったのです バッハにこのような感情を見せつけられたのは初めてで いつも穏やかにお利口さんにしているバッハに 少々の哀れと同情を感じたのです
夕刻でもあり 何度も「帰ろうよ」と話しかけ頼みこんで かなり遠くまで来てやっと自宅方向のUターンに同意したのです 途中最初の公園の横を通った際には いつもなら顔を見上げて「疲れているけど寄るの?」という表情をするバッハが 大勢の人だかりを完全無視してさっさと通り過ぎた態度に le vent は バッハの背中に感じたバッハの意地と悔しさが間違ってなかったと改めて思い 家に着いてからバッハを抱きしめてやりました
朝のお散歩の方がいいでしょう バッハ!! 明日は 朝に行こうね