買占め 権利

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

 数日振りにスーパーに行ってみるといつもとは少し様子が違うことに気づきました あちこちの商品棚が歯の抜けたように空っぽです 商品の入れ替えかな と思い見回すと男性の買物客がいつもよりかなり多いのに気づきました 

お米のコーナーの棚までがほぼ空っぽです 丁度学校の休校が発表された次の日曜日でした トイレットペーパーと同じくお米も買占めされるのかと気になりました 

買占めと言えば若い頃に経験しています オイルショックの時です ここ最近のニュースで知る買占めとは桁違いでスーパーの棚は商品のアイテムに関係なく見事に空っぽになり その状態が続きました 空の棚に コロンと一つだけ転がって残っている訳あり商品があったりして地方にも忘れられない光景です  

当時はパソコンもスマホもなく日常の買物の情報は チラシや新聞が中心だったように記憶していますが それでもトイレットペーパーが無くなるという情報は 地方にもいち早く耳に届きました そのうちに洗剤を初めとして様々なものがスーパーの棚から消えて行ったのです 友達同士 それぞれの住まい近くのスーパーのチラシ情報で買い出しを担当する という手段で何とか手に入れ後で分け合うということをした覚えがあります

あの時もまずトイレットペーパーが真っ先に買い占めの対象になったのですが 今回も同じだということに気づき 理由は何なのであろうかとふと思いました 当時はトイレのウォッシュレットが一般家庭には普及していない頃で トイレットぺーパーが消えるということは恐怖でもあったのです 

誰かの悪戯か思い付きでしょうが 世の中が便利になればなるほど様々なツールで庶民は振り回される機会が増します 後に特定したところで混乱の結果は庶民の肩にのしかかるだけで 噂に乗ったことが自業自得という方向に落ち着きます 庶民を振り回す者の権利の方が 振り回される庶民の方より格段と守られている気がしないでもありません 

依頼人の裁定の場に場違いと思われる派手なスーツでやってきた弁護士を見ました 何を着用するかは確かに個人の権利です 当事者やその近辺に居る者が不快で不安になっても その場でそのスーツの着用を拒否する権利があるのでしょうか 大抵の庶民は不快さをガマンし耐えるのです 不快さを証明しなさい 証拠を出しなさい とプロに言われたら・・・ ですから    

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