ライン川 マインツ ドイツ

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

ケルンからマインツまで電車を利用したことがあります ケルン大聖堂を車窓の後ろの方に送りながら市街地を抜け ライン川の南岸?に添って走ります 昼間のローカル電車は 生活利用者と観光客の混在でした 色々な雰囲気の乗客で恐らく国籍や人種は様々だったと思います 乗客同士いずこにもフレンドリーな人はいて楽しい時間でした

車窓から見るライン川は思ったより水面が近く 豊かでゆったり流れる川面 川幅は広いのですが対岸もよく見えました 川岸には船着場もありましたので おそらく生活に溶け込んだ川なのだと思います 両岸共切り立った崖や山が迫り 山裾に狭い土地があるという印象です 

山は高くて急峻というわけではないのですが それなりの高さも傾斜もありました その高い崖の上には時々古城が佇んでいます「あの場所に立てば 恐ろしく見晴らしがよいだろう」 と 一見して思える場所なのですが 戦いのためとは言え築城も守りも大変だったろうと 余計な思いを馳せたものです 

緑に囲まれた高台の古城には国旗がたなびいていましたが レストランやホテルになっているとのこと 多分観光名所のローレライもこのような風景の中にあるのだろうな・・と 

山の斜面が整然と植栽され周りと雰囲気が違うところがあります 葡萄棚だったのです 葡萄棚が隙間なく頂上近くまでうねり 傾斜地を占めていました うっかりワインの産地であることを忘れていました 美味しく嗜んだ初めての外国ワインが ドイツワインだったのに!! 

始めてドイツの街の観光をした時 バスの中から見る景観は 静かで堅実そうな街並みのそっけなさで 観光客向けの華やかさや媚は 全く感じなかったように思います それまで観光した他国の街とは空気が違い「地味なのね」と思ったのが ドイツ市街地観光の第一印象です  

マインツの街の中心にある小学校を見せてもらう機会がありました 石造りの古い頑丈な建物 校庭はなく 階段 教室など重い 長い歴史が漂っていました 時間外で子供たちに出合えなかったのが残念です 小学校の屋上から眺めたマインツの街 少し高台だったと思いますが 特に印象に残る建物や光景はなく 案内してくれた友の 学校や街や国に対する誇り 文化や史実などにしっかりとした考えのある様子が感じられ そちらの方が心に沁みました 

マインツは葡萄酒に限らず 駅近くの泊まったホテルの朝食が素晴らしく美味しかったのです ドイツパン ソーセージ ハム ジャム フルーツ どれもなにもが美味しいのです 旅のホテルの朝食の中では最もおいしかったホテルです ドイツの堅実さは食事に出ていました 

もう行くこともないでしょうが あのホテルの朝食と 川べりから見た対岸の夜の静かな街の光 歴史的遺跡の博物館 「マインツ」という街です    

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