すずめの腹時計 

動物

おはようございます

le vent です

スズメの餌は一日一回と決めています 餌をやり始めてからもう十数年になります 贔屓目ですが痩せ細ったスズメが暫くすると 丸々と太って来て 枝に横並びに休んでいるのを見ると「オーッ相撲部」 と言いたくなります なんとも言えない可愛さです メタボにしてしまっているようです  

餌さ時間近くになると 餌をもって出る勝手口の庇の雨どいに 数羽が並んで見下ろして待っています 見上げながら「お待たせしました!」と独り言を言うのですが その声に合わせるかのようにスズメは飛びたち 同時にどこからともなくパラパラとスズメが集まって餌場はにぎやかになっていきます バードフィーダーに餌を載せている間 手を伸ばせば届くのではないかという枝で待つスズメもいるのですが その警戒心は強く向き合っている間は決して餌を啄むことはしません  

オーストラリアのブルーマウンテンの観光時に レストランの窓の外の庇に 何かぶら下がっている物があって 初めてバードフィーダーの存在を知りました その日は生憎と雨模様で 鳥が飛んでくることはなかったのですが 穏やかで優しい気持ちになったのです 

毎日の時間の余裕は 小鳥を観察?する時間となり バードフィーダーを捜し求めました 地上に撒く餌は スズメが野良猫の犠牲になることもあって どうしても地上離れた空間に設置したかったからです 外国では 野良猫に限らず木の枝と吊るすワイヤーをヘビがたどってくるということを聞き 工夫もいろいろです ただ探してもあのオーストラリアで見た機能的でシンプルなバードフィーダーは見つかりません インテリア雑貨風が多く巣箱としか思えないものばかりです 

小鳥は数種類がやってきますがスズメは年間通してやってきます 地味な色合い 不器用な仕草 警戒心の強い人懐こさ 人の近くでしか住めないスズメたち 小さな頭で餌の時間と場所を覚え 多分人の声も覚え その上 雨の日の雨上がりの気配まで教えてくれます スズメの腹時計はスズメとle ventの暗黙の約束ごとです 重要な日課です     

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