地図を読めない 方向音痴

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

地下鉄から地上に出て 目の前に あるはずのビルがない  出口を間違ったかなと歩道を行ったり来たり 出口番号も間違ってない 自信がある 終いには駅を間違えたと諦めて 断りの電話をするために 電話ボックスに入って 道を挟んだむこう側を 見たらありました ちゃんと! スマホの無い頃のお話ですが 

地下鉄のホームから 階段やエスカレーターを何回も使って改札口にたどり着き 出口番号を確認して進むのですが なぜか地上は間違ったところに出てしまうのです ホームに降り立つと階段やエスカレーターの向かう方向を 電車の進行方向に重ねながら進んでいるはずなのに 繰り返して階数を進むうちに全く方向が分らなくなっているのです 頭の中は正しいという自信でで凝りかたまっているのですから 始末に負えません 

街中の同じブロックを何度も何度もぐるぐる回ったり 終いには自分の居場所が分からなくなって 「どこにいるのか 分かりません」 と 相手先に電話 「何が見えますか?」の問いかけに 「ハイ 似たようなビルばかりです」「看板は?」「○○銀行です」「東に向かって歩いてください」その東方向が分らないから電話しているのです 

地図は開くと上の方が大体 北を指しています 例えば体を南を向けた態勢で地図を広げると 頭の中を整理する時間を必要とします 時間がかかります 地図を逆さにすると文字が読みにくくなります 体を北に向きなおして地図を見るしか方法がありません 歩いているときはまだ立ち止まるという余裕があるのですが 車のナビ担当をすることになると悲惨なものです 最近のように車にナビやスマホの無い時代には 車の中で広げた地図を逆さにひっくり返して 混乱している頭 に焦りも加わり 催促され スピードとの闘い 本当に頭痛がしてきたものです 

ある小さな街にオシャレな街の案内地図があります 看板は北を向けて立ててあります 観る者は看板と南向きに対峙することになります その案内地図は北方向をイラストの下方にしてあります つまり案内地図の上方が南なのです 親切心なのか 間違いなのか 作った方が方向音痴なのか le ventには好都合のはずなのですが それはそれで見にくいのです 北は上 という固定した観念が方向音痴にも関係なく収まっているようです    

    

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