立ち話 放送局

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

 「放送局」と密かにあだ名を持つクラスメートが昔いました 友達のことは勿論 時にはその家族 先生のプライバシーなど知らないことは無いという情報の収集家のことです 最初は何でもよく知っている人ぐらいに 見ていたのですが学校という狭い環境のこと必ず接触があります クラスも慣れてくると「放送局」自身の気分や 周りの忖度で 情報は脚色され 作り話も加わり 耳に入った時には 驚いたことも度々あったものです 

 社会に出てからも 職場には「放送局」の存在は必ずありましたが 最も驚いたのは公的な職場に臨時に属したとき 過去に公務員であった同僚女性の「放送局」ぶりです 職場仲間それぞれの 家族構成から持病 子供の出身大学 現況 家計つまり収入のことまで言及されたことには仰天したものです   

近所の「放送局」は立ち話でわかります 特定の家庭の話 特定の人 その情報量の多さ詳しさなど長話は普通です 他人の家庭の話や噂を聞くことは自分に関してもどこかで話題にされているのは確かです どこで立ち話を断ち切るか考えながら付き合うのですが 無神経に断ち切るにはその後の関係に影響します 頭の中は断ち切る理由を見つけることに神経が集中します 人間関係に薄かった若いころとは違い 簡単なことではありません     

ご近所の「放送局」の弊害は小さなコミュニティーだからこそ 始末に負えません 脚色されたことが周り回って耳に入ることがあります 昔から女性はおしゃべりと言われますが 他愛のないおしゃべりにも落とし穴があるのです 踏まないように気を付けることなどできるはずもなく 悪意なくても 立ち話の話題に立ち話の内容を話題にするご近所のお喋り「放送局」との出会いを悲運と思うしかありません

「人の口に戸は立てられない」  

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