人生の絶対量

地平線の夕日

おはようございます

le vent です

何時の事だったか覚えていないのですが 人はは個々に見合った様々な絶対量を持っているんだ と 聞いたことがあります 

聞かされた というのが正しいかもしれません その時は 心に引っかかる言葉ではありましたが 簡単に「なるほどお」と思ったことだけ覚えています 切っ掛けとなったのが 知り合いの真面目を絵に描いたという表現がありますが そのようなお堅い方が最近素行不良になって 家族が嘆き悲しんでいる という話題の時です それを横で聞いていた方が 普段は寡黙なのにふっと洩らされたのです 「若い時に遊んだ人は年を重ねたら分別がある その経験のない人は年を取ってからの目覚め 条件も経験もあって重症になる」とぽつんと洩らされたのです 

人の持つ様々な絶対量の中で 遊興という絶対量を若い時に使ったか 年を取ってから消化するかの違いだというのです 夫々の絶対量をいつ使っているか 使い切っているかはわかないのですが 人生大体それぞれの絶対量を使い切って終わるものだ と言われました 恐らくジョークでしょうが 当てはまることもなきにしもあらずです 哲学科を出た方の言葉ですから 無条件に「なるほどお」となったのです 

自分の経験する喜怒哀楽 幸運不運など すべてに当てはめられる言葉で気にいっています 例えば不運な目に出会った時 混乱し嘆いても「そうだ 今は不運を消化中だ」と考えます まだ幸運は使い切ってない 幸運がまだ残っている と勝手に解釈しています 前向きになれるのです 楽天的と言えばそれまでですが 落ち込むよりは道が開けます  

まだまだ人生には いいこと楽しいことを使い切っていないんだと思う時もあれば また朝が来た と思うこともあります 「怒哀」はまだまだ残っているかもしれませんが 残り少ない年寄りの「怒哀」は勘弁してほしいものです それは使い切ったことにして下さい

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