カルチャーショック ハワイの旅 1

旅行

おはようございます

le vent です

始めてハワイに行ったのは もう50余年ほど前になります 成田空港はまだなくて国際線は羽田から飛びました 飛行機の機種はうろ覚えですが DC10 か DC8 だったと思います 

贅沢にも ハワイ諸島の4島を巡りました それぞれの島の自然や景観についてはそれなりの記憶がありますが まず若いle vent が各島や場所で受けた様々なカルチャーショックは強烈で 人生にかなりの影響を及ぼしたと思います 

当時は日本では 社会のあらゆる分野で男性優位が当たり前で 公的職業も様々な資格も 応募資格からして男性のみ 男女共通というのは 数えるくらいしかなく 唯一資格を取れると思うのには 東京近辺に住んでいるもの などと明記してありました 

職場では お茶くみを始め 雑用は女性の仕事 男性であるというだけで優遇され セクハラ パワハラ モラハラなど日常茶飯事 上司の個人的雑用などもやって当たり前でした 人権意識が薄かったのか なぜ女性はこんな目に合うの? と思うのがやっとの時代でした 口に出そうものなら「生意気な女」のレッテルを張られたものです 女性は男性の従属物と考えている男性が ほとんどだったのでしょう

女性が働ける職場は 公的な仕事でも限られ le vent にとっては 職業上未来はなく ほぼ人生を投げざるを得ませんでした 仕方なく興味の無い仕事に就くしかなかったのです 地方はより封建的でしたから 都会での事情は違ったかもしれません 情報の取得は 新聞かラジオ雑誌ぐらいで 都会との距離は物理的なことよりもっと疎外されていたと思います 

学生時代に見た外国映画は ほとんどアメリカ映画 その中で青春ものはかなり見たのですが 映画の中の同世代の若者の考え 生活など 自分の日常 環境とは程遠く 憧れどころか夢物語あるいは遥か遠くの別世界 現実にはあり得ないと思っていたのです が ハワイには その映画の世界があったのです 嘘でしょう!!と思いました 

ホテルを始め行く先々で その場にいた男性は 小さな東洋の女の子をエスコートし サポートし その仕草は自然で当たり前で 逆に日本では お前 とか 女のくせ に とか 見下された扱いに慣らされたle vent は恐縮しっぱなしだったこと 覚えています  なぜ男性は理不尽に威張るのか なぜ理不尽に偉そうに女性を見下すのか 紋々としていたころです 

女性に生まれたことを 当時どんなに悔やんだことか 地方に生まれたことをどんなに悩やんだことか 最近都会で青春時代を送った方々と 昔話をする機会があります 地方とは幾分と考えも扱いも進んでいたようです 人権的なことで言えば 地方の女性の位置は 現在の都会と地方との格差とは比較にさえできない程 酷いものでした 

女性は男性と対等であると身をもって教えてくれた当時のハワイの普通の男性方 しかも女性は弱いものとして扱ってくれた人々 そんな世界がハワイにはあったのです 日頃の le vent の女性であるこというだけで不等に扱われる不満や情けなさが 幾らか薄らいだきっかけとなったハワイです   

  

 

   

  

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